
APAC法務会議2025は、4月3日から4日にかけてシンガポールのOne Farrer Hotelで開催され、アジア太平洋全域から2000人を超える法務専門家を迎えました。
この2日間にわたる会議はシンガポール企業内弁護士協会(SCCA)の主催によるもので、主賓としてシンガポール首相府大臣兼第二財務・国家開発省大臣であるIndranee Rajah氏を迎えるなど、著名な講演者陣が多数登壇しました。
Rajah氏は、ビジネス環境における進化する課題に対応するという本イベントの役割を強調し、地政学的緊張、経済的逆風、テクノロジーによる破壊的変革の3つの主要な要因を挙げました。
また同氏は、シンガポールの戦略的な立地と技術進歩を強く主張し、これらの変化を乗り切る上で、企業内弁護士が果たす役割が絶え間なく進化していることについても考察しました。
その他、シンガポール最高裁判所の高等裁判所判事 Justice Chua Lee Ming氏、Codaのチーフ・リーガル・オフィサー Deborah Im氏、Temasekの法務・規制部門の共同責任者 Gregory Tan氏、Gurin Energyのゼネラル・カウンセルのMayen Ekong氏、McDonald’s Singaporeの法務・コンプライアンスおよび政府関係担当責任者 Faz Hussen氏などが講演を行いました。

歓迎の挨拶は、SCCA理事兼APAC法務会議の共同議長を務めるStanley Park氏が行い、また、開会の挨拶はLum Changのゼネラル・カウンセル Yi Wong氏と、SCCA共同代表のRenita Sophia Crasta氏とDaniel Choo氏が行いました。
参加者は、基調講演、専門家によるパネルディスカッション、最新の法務実務の動向を探るセッションに参加。焦点となったのは、変動する規制枠組みの中で機動性を維持し、法制度設計を通じてイノベーションを採り入れることでした。
今年の会議で特に重要な制度面での進展は、SCCA、Indonesian Corporate Counsel Association(ICCA)、日本組織内弁護士協会(JILA)、Thai Corporate Counsel Association(THAI-CCA)との間で締結された共同覚書(MoU)でした。
SCCAは、パートナーシップを正式に締結することで、地域の法務エコシステム全体の総合力の拡大、専門家間の連携の強化、会員のキャリアと能力開発のための新たな機会創出を目指しています。
「これらの合意は単なる象徴にとどまるものではありません」と述べたのは、SCCAのエグゼクティブ・ディレクターのBryan Yeo氏です。「これらは、アジア太平洋全域において企業内弁護士職を強化するという我々共通のコミットメントを反映したものです。国境を越えた協力と能力開発が、この地域における法務実務の未来にとって不可欠であると我々は信じています」
このイベントには、Malaysian Corporate Counsel Association(MCCA)、Legal Management Council of the Philippines(LMCP)、In-House Counsel Forum(IHCF)からそれぞれの代表者、およびIn-House Counsel Worldwide(ICW)の代表であるStephen Rotstein氏も参加しました。
またこのイベントは、プラチナスポンサーのEY Forensic & Integrity Services、ゴールドスポンサーのAxiom、ContractPodAi、Diligent、Kim & Chang、Lawyers on Demand、Thomson Reuters、WongPartnership、シルバースポンサーのLexisNexis、Rajah & Tann Asia、ブロンズスポンサーのAllen & Gledhill、Dentons Rodyk & Davidson、Icertisの支援により実現しました。





















