リンクレーターズは、日本の総合商社、三井物産が、デンマークのEuropean Energy社から、同社傘下のKasso MidCo社の株式の49％を取得（取得金額は非公表）する案件をサポートしました。Kasso MidCo社は世界初の大規模なe-メタノール事業を保有しています。
この取引には、太陽光発電所とそれに関連するeメタノール製造施設の取得も含まれます。
リンクレーターズ東京のエネルギー・インフラ担当パートナー、田場洋史弁護士が三井物産に助言するチームを率い、IP担当パートナーのPaul Joseph氏がサポートしました。この「画期的な取引」は、「次世代燃料バリューチェーンに対する旺盛な投資意欲を示すものであり、世界的に関心が継続し、新たなビジネスチャンスが到来すると期待しています」と田場弁護士は述べました。
デンマークのアーベンラーで実施されるeメタノール・プロジェクトでは、2024年に操業を開始し、年間最大4万2000トンの燃料を生産する予定です。施設に電力を供給する304メガワット規模の太陽光発設備のための水電解槽の製造が最終段階にあります。
このプロセスでは、グリーン水素と回収された二酸化炭素を合成してeメタノールが製造されるため、CO2排出の削減に貢献できる可能性があります。
