TMI総合法律事務所は、ブリュッセルにオフィスを開設して欧州での基盤を拡大し、競争法からデータ保護法に至るまで、EU規制への対応について日系企業に助言を提供します。
日本最大規模の法律事務所の一つであるTMIがブリュッセル進出を発表したのは、昨年のパリ・オフィス設立に続くものとなります。ブリュッセルオフィスは、2018年にロンドンオフィスを開設して以来、同事務所が欧州に設立した3つ目の拠点となります。
「新設されたブリュッセルオフィスでは、これまで築き上げたTMIの国際的ネットワークを活用し、日系企業のEU圏内でのビジネスを全面的に支援するため、EU当局への対応を含め、欧州における競争法・データ保護法等に関する法務サポートを提供いたします」と、同事務所は述べています。またブリュッセルオフィスは、AIやサイバーセキュリティなどの分野における新しいEU規制への対応に関して、日系企業を支援することにも重点的に取り組むと付け加えました。
エネルギーやクロスボーダー取引で豊富な経験を持ち、日本とニューヨーク州の資格を有するパートナーの越元瑞樹氏がブリュッセルに常駐します。法曹キャリアの初期にWhite & Caseで経験を積んだ越元氏は、再生可能エネルギーやカーボン・クレジット取引に加えて、EUにおける環境・ESG関連の案件についても、日系企業を支援することに注力します。越元氏は、ロンドンを拠点とするパートナーでEU競争法を専門とする元Ashurstの弁護士・工藤明弘氏と共に、EU競争法や近年制定された多数の規制に関する助言を提供できるよう、ブリュッセルオフィスを支援します。

TMIのブリュッセルオフィスのもう一つの主要な機能は、特にエネルギー、環境、ESGの分野において、欧州企業の日本市場への参入をサポートすることです。同事務所はまた、つい先日、ロンドンを拠点とするSimmons & Simmonsの元シニア・パートナーを務めていたColin Passmore氏を、特別顧問およびインディペンデント・コントラクターとして採用したことを、Asia Business Law Journalに伝えました。
今年9月30日にSimmons & Simmonsを退職したPassmore氏は、この英国の法律事務所で40年近くにわたって、国際紛争・国内紛争を含む商業訴訟、特に金融訴訟、引き渡し紛争、大規模な専門職業人賠償請求に焦点を当てて取り組んできました。
「Passmore氏は、主に欧州とアフリカにおける当事務所の事業展開について、助言や支援を担当しています」とTMIはAsia Business Law Journalに語っています。
TMIは2001年、Simmons & Simmonsと適格合弁事業を開始し、2005年には英国の法律事務所との提携を外国法共同事業(FJV)として再登録し、特に金融、反トラスト、M&Aなどを含む分野に重点を置きつつ、あらゆる法分野をカバーしていることをウェブサイトで説明しています。





















