TMI総合法律事務所は、オーストラリアのシドニーに新たな拠点を開設し、日本の大手法律事務所として初めてオセアニア地域に本格的なオフィスを構えることになりました。
同事務所にとって15番目の海外拠点となる今回のオフィス開設に先立って、TMIは2025年3月から2026年3月にかけて、オーストラリアの法律事務所Johnson Winter Slattery(JWS)内でシドニーデスクを運営していました。
「TMIは積極的に、国際的なプレゼンスの拡大に努めてきました。一方で、オセアニア地域にはこれまで、日本の主要な法律事務所の本格的なオフィスがありませんでした」と、TMI総合法律事務所のマネージング・パートナーである田中克郎氏はAsia Business Law Journalに語りました。
「防衛や経済安全保障分野での協力が進み、日本とオーストラリアの関係はかつてないほど強固なものになっています。日本からオーストラリアへの投資も引き続き堅調で、対象分野が広がり、多様化が進んでいます。当事務所は、今こそ現地に拠点を構えて、クライアントにより良いサービスを提供すべき時であると判断しました」
パートナーの長井真之氏が、ディレクター兼プリンシパル・ロイヤーとしてシドニーオフィスを率います。長井氏は現在、同オフィスに常駐する唯一の弁護士で、TMI総合法律事務所の東京オフィスのサポートを受けることになります。
現時点でオーストラリアには弁護士が1名のみですが、田中氏はチームを拡大する計画があるとしています。
「クライアントの需要の高まりに応じて、近い将来、常駐弁護士の人数を増やす予定です」と同氏は語りました。
シドニーオフィスは特定の専門分野に集中するのではなく、幅広い法務サービスを提供します。
「現時点では、M&A、不動産投資、労務、販売店契約に関する紛争、金融サービスとライフサイエンスの両分野における規制対応といった領域で、強い需要が見られます」と田中氏は語りました。
TMI総合法律事務所のシドニーオフィスは9月9日に業務を開始しましたが、田中氏によれば、JWSとの提携関係は継続します。
「JWSはオーストラリア法に関する深い知見と専門性を有し、一方でTMIには、日本企業との間で培ってきた関係性や日本語でのコミュニケーション能力があります。われわれは互いに補完し合う強固な提携関係を築いており、今回のシドニーオフィスの開設によって、この協力関係はさらに強化されるでしょう」と同氏は語りました。


















